挙式・披露宴には参加せず、結婚式二次会から参加する場合に「お祝いは必要なのか」「本当に会費だけでいいのか」と悩む方もいらっしゃいます。どうすることが大人としてのマナーなのか、結婚式の二次会のみに参加する際のお祝いについて解説します。

ご祝儀と会費の違いについて

結婚式と二次会では、以下のようにお金の持つ意味が全く違ってきます。

 

ご祝儀：新郎新婦へのお祝いの気持ちを形にしたもの

会費：お料理・景品代などの運営費用

 

会費制の二次会は、気軽に多くの方に参加してもらい、一緒にお祝いしてほしいという新郎新婦の気持ちのあらわれです。出席することが一番のお祝いなので、あえてご祝儀を別に包む必要はありません。会費はふくさに包んだりご祝儀袋に入れなくて大丈夫なので、直接財布から出して受付に渡して下さい。

 

ただ、あえて渡す必要はないと言われていても、どうしてもご祝儀やプレゼントをお渡ししたいこともありますよね。「親しい間柄だからお祝いしたい」「自分の結婚式でご祝儀をいただいているので」といったそれぞれのご事情もあることでしょう。その場合は、お祝い金やプレゼントを渡しても構いませんが、お渡し方法にだけ注意しておきましょう。

お祝いは、前もってお渡しできると良いでしょう。もし、結婚式後に渡す場合はあまり遅くなってしまわないようにしましょう。

どうしても時間が取れず結婚式二次会当日になるのであれば、受付でのお渡しは避けましょう。他のゲストに受付の順番をお待たせしてしまうことになります。また、会費と違う金額を渡してしまうと受付が混乱してしまいます。受付はあくまで会費の支払いの為にいるので、ご祝儀やプレゼントのお預かりをお断りされることもあります。

 

当日にお渡しするのであれば大きなプレゼントはやめて、かさばらないものがオススメです。当日の新郎新婦は荷物が多いので、大きなプレゼントは持ち帰りに困ってしまう可能性があります。また、事前に新郎新婦へ当日お渡ししたいと一言伝えて、了解をもらっておくと当日もスムーズです。

 

結婚式二次会でお祝い金を渡すときの相場

結婚式二次会でお祝い金を渡す場合の相場は、5,000～10,000円程度です。

披露宴に招待された場合のご祝儀は食事や引き出物を含んだものです。二次会だけの出席で披露宴と同じ金額を包んでしまうと、かえって新郎新婦に気を遣わせてしまいます。

結婚式二次会でご祝儀代わりにプレゼントを渡すとき

結婚式二次会でご祝儀代わりにプレゼントを渡す場合の実例です。荷物になってしまうので事前に配送することがオススメです。

 

ペアグラス、ペア食器

これから新しい生活を始めるので、ペアのグラスなどの食器がオススメです。

 

高級タオル

何枚あっても困らない生活必需品のタオル。ふんわりと柔らかく質の高いタオルは、触れるだけで幸せな気分に。普段はなかなか買わないような高級タオルを選んでみてはいかがでしょうか。

 

カタログギフト

自分たちで好きなもの、必要なものを選ぶことのできるカタログギフトもおすすめです。何にしようか迷ってしまったときに便利なプレゼントです。

 

まとめ

 

二次会から参加するときは、基本的にご祝儀は不要で会費を払うだけで大丈夫です。お祝いの気持ちを贈りたい場合は、ご祝儀やプレゼントを用意しても構いません。
事前にお渡ししておく方が無難です。どうしても難しく二次会当日にお渡しするなら、大きなプレゼントやなまもの、生花など新郎新婦が持ち帰るのに困ってしまうものは避けましょう。

 

幸せなスタートをするふたりに、負担をかけない心配りが何よりも大切になります。